メニュー

サイト情報

豪ドルに関する見通しの現状

東京外為市場では九四年十一月まで主に銀行間取引を対象に「午前九時‐正午」「午後一時半‐三時半」という取引時間ルールが設定されていました。しかし、この時間制限も同年十二月から完全撤廃されました。すでに時間外の売買高が円・ドルの場合で時間内の三割前後に達しルールの形がい化か進んでいたことが背景にありますが、売買高が伸び悩んでいる東京市場の活性化が主目的です。実際、東京市場が昼休みの時間帯に米国などからの売買注文が香港やシンガポールに流れていました。この時間帯をわざと狙って大口注文を仕掛けてくる米系のヘッジファンドがあったほどです。東京市場の地位低下に危機感を覚えた民間金融機関の市場関係者らで構成する「東京外国為替市場慣行委員会」が進んで自主ルールの廃止を決めました。これに伴い日銀も「寄り付き」「終値」など一日の区切りを示す相場の公表をやめ、午前九時と午後五時の売りと買いの気配値を参考相場として発表する方式に切り替えました。ただ東京市場の活性化については大口の顧客取引を当局に報告する義務を見直さない限り、守秘義務を重んじる外国からの注文は増えないとの声も出ています。